この数年、起業の世界では女性の元気が目立ちます。男性と違って、正規に就職するためのハードルが高いことが上げれます。また、女性は現場で仕事をする機会が多いため、お客さんのニーズを肌で感じる機会も多くあります。M さんは、そんな女性の一人です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク6位から6位へ変わらずです。
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今年40歳代後半のM さんは、成田空港内の雑貨店で働くパート従業員でした。20代の頃は、旅客会社の国際線で客室乗務員として働いていました。結婚をきっかけに仕事を辞め、再度勤めたのが雑貨屋さんだったのです。そこで、外国人女性が日本の着物や帯に対して強い憧れをもっていることを知りました。
そこで着物素材の絹を使った手軽なお土産なら、外国人観光客に喜ばれるとアイデアが浮かびました。
最初に考えたのは、古着の正絹生地を使って携帯電話用に花模様のスクラップです。その製作ために、長野に住む妹さんと資本を出し合い、長野で商品を製造して成田空港で販売する仕組みを考えました。2007年のことです。
ただ、長野で主婦の人に協力してもらっての開始でしたが、当初は正絹で花模様を作るのは技術的に大変だったようです。頭の中で考えるのと、実際に業務用に製作するのでは、まるで状況が違っていました。ただ、ある程度時間が経つにしたがって学習効果が現われます。現在の主力商品は、スクラップから女性が服の胸元や襟に着けるコサージュ(花飾り)やスカーフへとレベルアップしています。
価格も、スクラップ1個500円からコサージュは4000~8000円へと高額化しています。その他に、着物姿のクマの人形などの製作も手掛けて人気を集めています。売行きも昨年から徐々に知られるようになり、現在はネット販売と成田空港での販売とで手一杯の状態です。お客さんのニーズを肌で感じることのできる立場の人には、他にはない起業への有利な立場にいることになります。