村上春樹さんの「1Q84」は、国内の話題ばかりで、海外からはほとんど評価が聞こえてきません。調べてみましたら、国内向けだけの出版のようです。村上さんは、日本人では最もノーベル文学賞に近い作家と紹介されています。ですから、てっきり内外で同時発売の小説と思っていました。1Qのシャレは、日本でしか通じないですね。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
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わたしは、「1Q84」は読んでいませんが、この小説に出てくるバルトーク・ベーラ作曲、ジョージ・セル指揮の「管弦楽のための協奏曲」が、このところ1日1千枚の売行きを示しているようです。このCDは、「1Q84」が売り出される前は、合計販売枚数が1千枚前後のCDと云いますから、村上春樹ブランドの人気に凄まじいものを感じます。
わが国では、モノの売行きは既にピークを過ぎているといわれます。みなさんの実感していると思いますが、堪らなく欲しいモノが無くなっています。そのため、単純に欲しいモノでは無く、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」のように、「1Q84」との関連で無性に欲しいものは売れてます。昨日の「2009年上期ヒット商品番付」のなかにも、「1Q84」を筆頭に、WBCの「侍ニッポン」、マラソンと自転車の「ラン&バイク」、韓国への「ウォン旅行」、TDLの「モンスターズ・インク ”ライド&ゴーシーク”」、国宝の「阿修羅」、映画「レッドクリフ」、評論家の「勝間本」、お笑いコンビの「オードリー」などが、単純なモノではない商品です。
これらは、文化とか、芸術とか、スポーツとか、昔は商品とは思われなかった、背景にソフトを伴ったモノが購買の対象です。これからの起業においても、単純に商品やサービスを売るだけでなく、販売の前後のシーンまでも売る大きな仕掛けを考える必要がありそうです。そう考えますと、少子高齢化でモノが売れないというよりも、売り方のイノベーションが作り出すことで、これまで見えてこなかったお客さん層を探すことが重要なようです。