起業にとって、世の中を流れる空気と政治の方向性は、車の両輪のように大きな影響を受けます。この国の政権をどの政党が獲得し、どのように予算の配分を行うのか、今から興味のあるところです。今日も読んで戴きましてありがとうございました。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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29日夜のNHKニュースを見ていましたら、国会の麻生首相の答弁で、「政権交代が起ると、景気は後退します」と明言していました。これは、国民に対する脅しです。しかも、老けたおぼっちゃんが、追い詰められて最後の悲鳴のようにも聞こえました。小泉純一郎元首相は就任早々に、「(旧態以前に自民党に戻るなら)自民党をぶっ壊す」と発言して国民を騙すことに成功しました。ところが、政治の先見性も行政能力も何もない、祖父が有名政治家と云うだけの麻生首相が国民を脅しても、鼻白むばかりです。「景気うんぬん云う前に、早く国民の信任を問え」と言いたいところです。
ところで、29日の日本経済新聞夕刊には、「中国のネット通販、参入しやすく」の見出しで、中国最大の電子商取引会社のアリババとソフトバンクとが組んで、7月から人民元の国際決済サービス開始の記事が載っています。日本企業が中国の消費者に通信販売した商品は、人民元で販売された後、円に交換して日本企業に送金される仕組みです。
これまで日本の企業は、中国の現地に実店舗を出店して販売を行ってきました。中国では、ネットに対する規制が多く、また商品の配達と人民元から円への交換とを一元的に行う中国企業がなかったことが、ネット販売を阻んできました。その点アリババには、ECサイトの「陶宝網(タオバオ)と決済請負の「支付宝」とをグループ会社があって、これまでになく安定したネット販売が期待できそうです。
現在、中国向け通信販売をしている人の話では、中国では流通の未整備により、日常安定的に入手できない商品がけっこうあるそうです。昨年来、乳幼児向けの粉ミルクや日本産果物など、商品と価格が折り合えば相当数売れると云ってました。わが国でのネット販売のように、安定したビジネスは難しいかも知れませんが、将来の市場を考えると中国語の壁があるとは云え、大きい成長が期待される市場であることには間違いありません。