「ぐるなび」と聞きますと、飲み会で会場となる店を決める時には、欠かせない情報を提供している会社です。この「ぐるなび」が、10月から群馬県桐生市とタイアップして、市内で飲食業での開業を目指す人のために、開業講座をスタートさせることになりました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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「ぐるなび」が開業希望者にノウハウを教えるには理由があります。一般に知られている「ぐるなび」は携帯電話向けの情報提供会社ですが、1千人いる社員の半数以上は、都市の飲食店周りをして、PR方や店舗の経営戦略の相談に乗っています。この会社には、溢れるほどの飲食店経営のためのノウハウが蓄積されています。そのため、一方では飲食店のためのIT 系の情報会社ですが、他方では、どぶ板作戦で4万8千の飲食店に効率的な店舗運営を教えています。
今、飲食関連で高い利益を上げているのは、飲食店よりもコンサルティングをしている会社です。「ぐるなび」などはその典型的な会社です。飲食店では最も経営力が高いと評価される「ダイヤモンドダイニング」にしても、今年からは新たに開業する人向けにコンサルティングを始めています。中古品の飲食店向け厨房機器の販売を行っている「テンボスバスターズ」も、機器の販売と同時に開業希望者向けのコンサルティングもしています。
飲食業の周辺を見回してみますと、あちらにもこちらにもコンサルタントばかりです。多分、本業と併せての飲食業向けコンサルタントには、相当の魅力があると思われます。それと、現在の飲食業で成功するためのノウハウを、これらの会社は身につけているのではないでしょうか? 昨日も書きましたが、今の飲食業界は大変な過当競争の真っ只中です。その中では、競争に巻き込まれるより、コンサルタントのように周辺事業で利益を上げる方がリスクも小さく、確実に利益を上げれることは確かです。
これから飲食業での起業を考えている人も、果たして飲食業に成功する道があるのか、他の道を探したほうが有利なのか、じっくり考える価値はありそうです。