この1、2年、起業の世界の大きな変化と云いますと、社会起業家と呼ばれる人たちが増えていることです。これまでのように売上げや収益の向上を第一に考えた起業ではなく、社会的に弱い立場の人たちのため起業をする人です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山です。
《ありがとうございます。
現在、人気ブログランキング 起業部門 3位から5位へ下降してます。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
社会起業家の名称も、最近は耳にすることが多くなりました。ふと気付いたことですが、社会起業家と云いますと男性が圧倒的に多いことです。弱い人たちのための起業と云いますと、わたしなど女性の起業家を直ぐ思い浮かべますが、実際には男性、しかも若い男性が多いことが特徴のような気がします。
「ワンコイン健診」で知られるケアプロの社長のK さんも、現在26歳の男性看護士です。最近、K さんが行っているビジネスはとても注目されています。本社ある東京の中野ブロードウェイは、アニメや漫画を扱う書店が多いことで知られ、下層部が商店で上層部はマンションの建物です。
ここに血液検査を中心とした健康診断を行う、ケアプロ中野店があります。血糖値、総コレステロール、中性脂肪など、1項目を500円で検査しています。K さんは学生時代に研修で訪問した米国で、スーパーの中に診療所があり、そこで健康診断を行っているのを見て日本での起業を思い立ちました。
現在、米国のオバマ大統領が国民皆保険を実現するために米議会と話し合いをしていますが、米国では医療保険に加入していない人が大勢います。そのため、スーパーにある診療所を利用して、安い費用で予防的に診断する人が増えています。皆保険のわが国でも、最近は健康保険に加入できない人がけっこういて、彼らの健康に関しては誰も診察してくれません。
K さんは看護士の立場で起業して、ほとんど健康診断していない人に安い料金で検査を行っています。社会起業家としては、弱者のための典型的な起業です。これまでほとんど健診を受けていない人が、2割もいると云います。大きな利益は期待できませんが、確実にお客さんのいる社会起業はこれからも増え続けそうです。
起業に関しての
書籍を希望の方は