これから飲食店を開業しようとするとき、最初に直面する問題は人の問題です。4、5年前まで、これほど人は大きな問題ではありませんでした。業界全体の売上げが上昇基調にあったとき、問題は他にはない味の店とか、食材が他では食べられない店が話題でした。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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業界全体が次第に売上げが落ち、コスト削減に次ぐ削減が進んだ結果、今飲食業で最大の問題は店員の質です。お客さんがまた来たいと思う店は、最近の調査では味はあまり大きな問題ではなくなりました。味自体そんなに変わらなくなっています。食材に掛かる費用が、店舗同士そんなに変わらなくなっているからです。すると、お店の雰囲気とか、店員の接客態度とか、店舗の清潔感などに関心が集まることになります。
そこで人です。開業したばかりの店では、店員は精々1人か2人です。でも、どのように募集するとよいのか、採用したアルバイトの人をどう教育するとよいのか、最初はとても苦労します。特に、開業したばかりのオーナーともなると、金をあまりかけないで人を募集しようとしますから、その苦労は並みの苦労ではありません。
そんな個人経営店の苦労を見越したように今年7月に開業したのが、「フードバイトJP」です。立ち上げから3カ月で約2千店の小規模店舗が、Webサイト上に広告を掲載し、4千人の求職者が利用しています。このサイトを運営しているNPO法人アルバイト総合研究所は、リクルートで求人活動をしていた人たちが立ち上げた組織ですから、個人経営の飲食店の求人ニーズに関してはよく知っていた人たちです。
現在は、首都圏と関西圏で事業を展開しています。来年1月からは、東海地方においても営業を開始する予定です。現在、飲食業の経営は、これまでになく厳しいと言われます。ただ、このようなカタチで人的な需要は、今度ますます高まると思われます。上手くニーズを拾っていきますと、不況と言われる飲食業においても、まだまだ仕事の種は落ちています。
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