このところ起業で話題になるのは、もっぱら中国から渡ってきて起業家のことばかりで、日本人の起業はあまりマスコミでも取り上げられません。起業を目指す人たちとの話でも、何故中国人は上手くいって、日本人は苦戦しているのか、と言った嘆きばかりです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業コンサルタントの中山おさひろです。
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3年前にわたしが中国の人に直接聞いた話では、中国社会は大変な縁故社会のため、親族の中に役人幹部か共産党員のそこそこの役職者がいないと、起業に向けての許可が下りないと言ってました。どうも、韓国でも同じ傾向があると言いますが、しがらみが強いため、おいそれと起業ができるような環境にはないようです。しかも、日本では国籍がないため、資金を簡単に借りることもできません。起業に関しては高いハードルばかりです。
中国人の起業のスタイルは、誰もがほぼ似たような道を歩んでいます。日本に来て社会に慣れてきますと、大抵の人は中華料理店で働きます。そこで資金を貯めると同時に、起業の仕組みを学ぶようです。次いで、中国人向けの日本語学校や自前の中国料理店を始めて、事業規模を徐々に拡大していきます。中国人同士の間では、事業の売買が活発に行われます。そのため、同郷人や学校の同窓生の間で、資金の融通も頻繁にしています。
最近は、その次のステップが出来つつあって、中国から来日する観光客を相手にホテルや土産店の経営へと手を広げています。日本人も中国人富裕層を相手にしたビジネスを模索しましたが、ほとんど成功はしていないようです。やはり、中国人同士のネットワークには敵いません。デフレで不動産の下落が進むわが国では、中国人による土地や建物の買いあさりが本格化しています。
これから起業する人が、彼らから学ぶとするなら、やはり中華料理店の時代から徐々にビジネスを身に着ける、時間を味方にした成長法です。また、ネットワークを大事にすることも、参考になると思います。起業では、有益な情報は成功への大切なパスポートです。信頼する相手に対しては、双方の利益を考えるウィンウィンの論理が徹底しています。最近では、日本人の方がビジネスマナーが悪いと思うことがあるほどです。起業では、人のよい点は貪欲に取り入れることが大切です。
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