起業を考える上で、目先のお客さんニーズも大切ですが、長い目でみた景気の行方も経営にとっては大切なことです。折角起業を軌道にのせても、その後の景気の大波に飲み込まれて、1年も経たずに廃業したのでは泣くに泣けません。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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これまでの経験から言いますと、今後景気が徐々に回復しましても、元の景気と同じようには戻らないことが一つです。以前会社を経営していた人で、一度はたたんだ会社を再興しようと、起業を目指している人がいます。そのような人の頭の中では、以前経営していた環境の復活を考えていますが、ほぼ間違いなく昔の復元はありえません。
また、以前仕事をしていた業界で、昔のように利益を上げるために起業を目指す人もいますが、この場合も昔のようなカタチでの復興はありえません。やはり、時代は流れ続けています。よく時代を引き戻そうと試みるのが、一度引退した会社の創業者による社長復帰ですが、ほぼ100%失敗しています。起業する前から、元には戻らないことを肝に銘じておくことです。
もう一つは、今直ぐに景気の二番底が割れるようなことはないと思いますが、その先での問題です。景気が良くなってきますと、日銀は金融引き締めで金利の引き上げを図ります。このときが問題です。1990年代の後半から10年以上に渡って続けている超低金利です。今は、どこの会社もこの低金利に慣れきっています。
ここで金利の上昇が起こりますと、相当数の会社が金利を払えずに倒産しそうです。大倒産時代の到来です。このようなときは、これから起業する人にとってはチャンスです。しっかりした仕組みと、金利上昇に耐えられる収益構造を備えていますと、今の時代よりも起業を軌道にのせることは楽です。
これらのことは、遠い先のように思われるかも知れませんが、意外と早くやってくるのが起業のタイミングです。今から、気を抜かないで準備に励んではいかがでしょう。
年始 恒例 「
起業ざんまい」を始めています。
休みを有効に活用して、起業に向けて動き出しては