主要な小売各社の09年3月~11月期決算が出揃ってきました。今回も、ユニクロのファーストリテイリングや家具のニトリ、シューズのABC・マートと言った不況に強い会社は、どこも大幅に売上と経常利益とを増やしています。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、人気ブログランキング 起業部門 6位です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
週刊文春の1月7日号には、「独裁者 柳井正とユニクロ帝国」の見出しが躍りました。ユニクロの社内では、柳井会長が発する指示が大変な難題で、ほとんどの社員はくたくたにへばっていると言う内容です。柳井会長は、「(グローバル展開をする意志がないと生き残れないので)日本人社員は多くが海外に行き、外国人社員にも日本に来てもらうことによって、全世界で成長していく」経営を考えています。
これまでの、国内だけを見たり、国内の手法を海外に移行させることで、利益を上げようとしてきた経営者とは、まったく異質な考え方です。このような発想の転換は、ニトリもABC・マートも、他の好調企業も同じです。社員に求めているのは、ルーチンの作業を無難にこなす人間ではなく、考えて行動のできる社員です。常にアイデアを出して、徹底して利益を上げることに拘る社員です。
現在、中国・上海の地下鉄の初乗り料金は45円です。東京では160円ですから、この約3倍強の格差を埋めるため、絶えず3倍の利益を上げる能力を求めている会社が、不況においても高い成長を成し遂げています。ある種の発想の転換をすることが大切です。会社の社員がここまでビジネスのレベルを高めますと、次第に起業家のレベルと変わらなくなります。
すると、何も柳井会長のご機嫌を伺っていなくても、自分の能力で起業ができるかも知れないと考える社員が増えます。起業家精神の高い会社では、よくこのような現象が見られます。野村証券やリクルート、ベンチャー・リンク、楽天などです。今後は、ユニクロ出身の起業家も増えると考えられます。起業を目指すなら、現在勤めている会社において、発想の転換を図ることが起業への近道になります。
冬の夜長は
起業に向けの書籍を