今、世界的な大きな目で起業を考えますと、途上国では起業が大流行しています。これまで金融などとはまったく縁のなかった人たちが、小口金融のマイクロファイナンスを通じて開業資金を借りて、続々と起業を始めています。特に、熱心に仕事をする20、30代の女性を中心に、無担保の貸付を利用した起業が活発です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。コンサルタントの中山おさひろです。
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一方日本では、大勢の若者が失業しているのに、起業と言う発想はほとんど聞きません。若者は、決まったように就職先を探しています。しかも安定した就職先を探していますが、今の時代、日本航空でさえ事業再生を申請する時代、安定した企業などそうそうあるとは思えません。日本の中年女性も、ほとんどが就職先探しばかりをしています。
そこで、途上国に比べてわが国での起業に欠けているものを探しますと、一つは起業に対する社会的な理解です。これだけ就職業況が悪化しているにもかかわらず、それでも就職先を探さざるを得ない日本社会の硬直した考え方です。国や自治体を含めて、ほとんど起業を本気で支援する環境は整っていません。
二つ目には、お金を稼げる技術に対して認識の欠如です。プロ野球選手の投球術や打撃技術は、結局はお金を稼ぐための技術です。税理士が節税に知恵を絞るのも、弁護士が被告人のために努力するのも、お金を稼ぐ技術です。ただ、このように露骨にお金を稼ぐ技術という言い方は、わが国ではあまり好かれません。会社のように、何となくお金が稼げる仕組みが国民は好きです。
でも、そろそろそんな甘いことは言っていられない時代に入っています。途上国の女性が洋服の縫製やバック作りの技術でお金を稼ぐように、日本人もお金を稼ぐ方法を真剣に考える必要があります。これまでのように、資格を取得することがお金を稼げる時代はとうに終わっています。資格を取得してお客さんを作って初めてお金を稼げることを知ることです。
起業をするのも技術なら、会社経営もお金を稼ぐための技術です。大学で広く経営の勉強をしても、実際にお金が稼ぐことができなければ、途上国で学校は出ていなくても、縫製の仕事で自分のために稼いでいる女性の方が、起業家としての能力は上です。これからは、本気で技術を磨くことです。
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