これから起業を考えている人にとって、既に起業で成功している人は大きな励みであり、目標にもなります。そのような起業家からは、大なり小なり影響を受けます。そのとき気をつけなければいけないのは、似たような業種であるとか、同じ出身校ばかりでなく、似たような雰囲気の時代、同じような空気の元で起業することも意識して欲しいのです。
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コンサルタントの中山おさひろです。
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多分、実際に起業してみると分かるのですが、2010年4月現在に起業した人と、2008年9月以降のリーマン・ショックが色濃いときに起業したのでは、同じ起業でもその重みはまったく違います。時間軸がすっかり違っていますから、金融機関や仕入問屋の評価が変わってきます。わたしは銀行員の人から、融資企業を評価するとき、この設立時期や大きな不況を何度経験したかによって、大枠の評価することを知りました。
金融不況の中の1999年に、ディー・エヌ・エーを設立した南場智子さんはとても評価が高いことを知りました。反対に、景気の良かった1996年に、ウェブページ制作請負会社のオン・ザ・エッヂを設立した、堀江貴文さんは評価が低くなります。しかも案の定、2002年に企業買収で手に入れたライブドアは、大きな損害を与えて手放すことになりました。
銀行による設立時期を勘案した企業評価は、それなりに長い年月の間、大きな間違いもなく認識されてきた評価法ですから、起業を考える上では参考になると思います。学校の勉強で年号を覚えるのも、歴史的な流れを知る上では重要な役割を果たしています。歴史的な必然性や権力者の行動を理解する上では、年号の持つ意味は重いものがあります。
今後、起業するに当たっても、時代的な背景をよく考えて起業することが大切です。ブームに乗った起業は失敗しやすく、ブームの終わった後の起業は比較的上手くいきます。また、誰もが考えつかないときの起業は、お客さんつくりに苦労しますが、成功する確率は高くなります。
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