5月末になったら、鳩山首相は普天間問題でどんな言い訳をするのか、今から関心を持っています。多分、人柄はよい人なのでしょうが、1億2千万人の日本を安全で豊かな国にするためのく力量には疑問符がつきます。普天間にばかり関心が集まり、ヨーロッパ発の金融危機や家畜の口蹄疫問題に関心が薄れていますが、今後大問題に発展する可能性があります。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
コンサルタントの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 5位から6位へ下降してます。
今日もクリックよろしくお願いします
人気blogランキングへ
鳩山首相は、自民党を抜けて長く野党としてリスクを取っていた政治家ですから、常に美味しい汁ばかり吸おうという従来型の自民党政治家とは違います。ただ、現在のように世界を揺るがす大問題が次々と発生する時代にあって、相当ピントがずれているように思います。確かに、前自民党政権が残した負の遺産とも云える、水俣病やB 型肝炎ウィルス、原爆被爆被害者、トンネルじん肺など、補償問題が山積みだったことは確かです。
このような時代に、世界の指導者として問題に取り組むには、大金持ちの息子は心許無いのかも知れません。今、世界の政治指導者を見ましても、米国のオバマ大統領は黒人、フランスのサルコジ大統領はユダヤ系のハンガリー移民、ドイツのメルケル首相は旧東ドイツの出身の女性と、生まれてから生活を含め苦労が想像できる人ばかりです。
日本の政治家の場合は、鳩山首相や小沢幹事長を含めて最近の歴代首相は、親が政治家で生活の苦労をほとんどしたことのない人ばかりです。生まれたときから、銀の匙を咥えて生まれてきた人たちです。そのため、国民社会が抱える問題と政治の問題との間に、大きな落差があります。もう一つ見逃してならないのは、今の政治家にはミッション(使命)を口にする人がいません。「友愛」とか、「美しい日本」はミッションではありません。
ミッションに関して云えば、起業家にも同じことが言えます。青いと言われようが、ミッションを口にしてそのために行動する起業家は強いです。現在は、分かっているようではっきり云わないことには人には通じません。結局、鳩山首相や小沢幹事長は、政権交代がミッションで、交代が実現してしまったら何をしたらよいのか判らないのが現実のようです。起業においては、このような失敗はしないことです。