現代は、これまでになく犯罪の多い時代を迎えています。多分、これまでも変革の時代には、明治維新でも、終戦後でも、同じように犯罪が多発する時代でした。誰もがこの不安な時代、犯罪に巻き込まれないよう、あれこれ知恵を絞っています。特にお金持ちの場合は、単に金持ちと近所で話題になるだけで狙われますから、セキュリティに対しては真剣です。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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2008年5月に設立したE社は、当時セキュリティビジネスとしてとても注目されました。元々が不動産会社の子会社として設立されました。その理由は、不動産を探すとき泥棒に入られることを心配するお客さんが多いことからです。そこで、貴重品を盗まれないようにする「隠れ金庫」を作ったら、お客さんのニーズに答えられると考えたからです。
設立当初は、マスコミからもよく取り上げられ大きな話題になりました。そのため問い合わせも、月に30件以上もあったようです。どのような金庫かと言いますと、室内の壁と床の接点に取り付けられる「はば木」に細工をして細長い空間を作り、そこに銀行通帳や金庫の鍵など貴重品を隠すものです。エアコンや電気スイッチのカバーの裏などにも、「隠れ金庫」を忍ばせます。
金庫の他にも、部屋の中の5カ所以上にセンサーを取り付けたりもします。あらゆるカタチの泥棒対策も施していました。マスコミに取り上げられ、お客さんからの問い合わせ多く、サービスも万全を期していますから、ビジネスとしてはほぼ完璧のように思われました。ただ、実際に設置したお客さんの数は、予想を大幅に下回ってビジネスとしては難しかったようです。
お客さんが高齢者の場合、あまり見事に隠しますと、当の本人までが騙されてどこに仕舞ったか忘れてしまうことがあります。また今の時代は、人を見たら泥棒と思えと言うほど物騒ですから、この金庫を作った人たちも信用されていない気がします。最近は、警察官でさえ捕まえるだけでなく、捕まる側にも回ることもある時代です。優れた金庫の製造販売でしたが、アイデア倒れになっているようです。
【余談】
初めて、初老の女性3人に起業の話をする機会がありました。みなさん、年に1、2度は海外旅行をして、恵まれた生活をしている人たちですが、デフレによって株式や土地の資産価値が下がり続けているため、起業も考えてみようと言うことで依頼されたようです。起業相談と言うより起業入門でしたが、お金持ちにはそれなりの悩みがあるようです。確かに、株式も土地もここ2年ほどで10%以上も下落していますから、悩みも深刻にならざるを得ません。資産がないことに、つくづく感謝した次第です。
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