中国産レアアース(希少金属)は、中国政府の方針もあってわが国では入手が次第に難しくなっています。希少とは言いながら、自動車に使用する場合は1台当たり約100円程度といいます。価格は今後、適正とされる程度には引き上げられる可能性が高くなります。また、この希少性に危機感をもっていた企業や研究機関は以前からあって、今後は低価格の代替品やレアアースを使わない製品の開発も進むはずです。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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わが国でレアアースを取り扱っている輸入会社は、名前の知られていない小規模の商社ばかりです。これらの会社経営者は、中国がまだ貧しかった1970年代から80年代にかけて、日本の技術や商品の輸出を主に中国人民軍に行い、後のその見返りとしてレアアースの輸入権を取得した人たちです。
長い期間先行投資をして、現在はその投資の回収期間に入っています。まさか、こんな騒動になるとは夢にも思っていなかったでしょうが、今後もこの事業で大きな利益を上げると思われます。わたしも80年代に当時の仕事を通じて、原油の値上げは予測していました。当時、1バレル10ドル台でしたから、40~50ドルまでは上昇するとエネルギー関係者と話していたものです。
このような予測は、起業をするうえで必要な能力と思います。別に、原油やレアアースのような国際商品でなくても、生活に身近な商品やサービスのなかには、将来人気が上昇すると思われるものはあります。この辺は、わたしにとっては起業秘密に類することで公表しません。ただ、今後わが国で大幅に不足が予測できる国際商品なら判ります。
それは住宅建築用の木材です。現在は、主にロシアやインドネシアからの輸入材が、住宅では使われています。ただ、インドネシアもロシアも国内向けの需要が増えていて、海外向け輸出には制限を行なっています。日本国内にも大量の木材用の樹木はあります。今は、コストが高いために手入れも十分には行なっていないのが実態です。
今後数年もしないうちに、木材不足が表面化します。その頃になると、慌てて国内木材の手当てに業者は走るでしょうが、準備が進んでいるのは一部の企業だけで、多くはこれから準備に入ることになります。その頃になりますと木材価格も相当上昇していますから、今から林業で起業しても、十分採算は合うはずです。このような業種は事前に判っていても、実際に事業を立ち上げるとなるとなかなかできないものです。
【余談】
米国の中間選挙で、民主党は下院で歴史的な大敗を屈しました。オバマ大統領は苦しい政策運営を迫られます。日本としては、今後連邦公開市場委員会が金融緩和に向けてどのような政策を打ち出してくるか、選挙後の判断だけに関心が高まっています。わたしは、前のブッシュ政権とオバマ政権を比べると、やはりオバマさんの方がまともな政権と思います。ブッシュの負の遺産が重過ぎます。日本でも、自民党と官僚の遺産は国民には支えきれないほど重くなっています。
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