沖縄人気が拡大している。
これまで沖縄には、泡盛や沖縄料理、民謡に観光旅行、スキューバダイビングなど多くの人が訪れていた。ここ10年ほどは、若者と中高年が移住して沖縄に住み着くケースが増えている。
最近は、沖縄スタイルのサービスを取り入れる飲食店や接客業が増えだした。
最大の特徴は、コミュニケーションの量の多さ。お客さんの服を褒める。沖縄の人はあっけらかんとした口調で褒めるのが上手。また、お客さんが店にいる間は、店を閉めずに相手をするのも、最近の接客業では珍しい。
沖縄大好きの落語家・三遊亭歌之介のネタ。沖縄の飲み屋で真夜中まで飲んでる客に、「明日の仕事はどうするの?」 「休むっちゃ~」 「社長に叱られるだろう?」 「社長もそこで飲んでるちゃ~」(笑)
これまで店の都合だけを優先させてきた本土のサービス業界も、規制の緩和や、競争の激化によって新しいサービススタイル探しが求められている。
マニュアル一辺倒のサービスの反対側に、沖縄スタイルがあるようだ。沖縄では観光タクシーも、お客さんが車を降りて観光をしている間は、メーターを止めておくのが礼儀とされているほどで、起業にあたっては検討に値するサービス法だ。