わたしのように、家を事務所にして仕事をしている人間でさえ、東京電力の計画停電情報で振り回されています。電車で出勤している首都圏のビジネスパーソンは、正確な運行情報を求めて苦労していると思います。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今回のような大災害が発生したとき、ビジネス活動をすることは不謹慎と戒める人がいます。阪神大震災の時も、昭和天皇の崩御の時にも、この台詞は聞きました。このような発言の源には、ビジネス行為を一段下に見る風潮が、この国にはあるからです。
以前、当時の小泉純一郎首相が、経済同友会の代表幹事の発言に対し、経済人が政治には口出しするなと言った趣旨の発言をしていました。世の中は政治家が動かし、経済人はあれこれ偉そうに発言するなと言うことです。
このような風潮は役人にもあって、民間が官の指示に対しあれこれ言うなと言った雰囲気が、霞ヶ関の役所には充満しています。今回のような大災害が発生しますと、ますますこの風潮が強くなり、最後は「不謹慎」を言い出します。
ただ人間は、経済活動をしなくては生きていけません。政治家や役人のように、間違いなく支払われる給料があるわけでなく、自分たちで収入を稼ぐわけですから、不謹慎とか、このような時期などとは言っていられません。
特に起業家は、今の社会変化を読みながら人々の需要を探すわけですから、不謹慎発言など気にしないで起業の種を探すしかありません。多分に不謹慎発言の背景には、現代の平和ボケがあるように思います。
その昔、太平洋戦争を経験した世代の人たちは、戦争で家族が死んだ中でも、ビジネスを続けることが当然としていたようです。自分たちが生きることを考えないと、死んだ人を弔うこともできない時勢でした。わたしの親なども、葬式より仕事を子どもに優先させました。
不謹慎を言う人には、言わせておくしかありません。無から有を作り出す起業家は、政治家や役人と違って大災害の中でも仕事をするしかありません。この国はもう経済大国として、悠長なことを言っていられる国ではなくなっています。
【余談】
ここで何度も書いていますが、今回は日本の地盤が動く同時に、社会も動きました。国民の心も動いています。消費動向が、大災害を契機に変わることは、これまで何度もありました。既に起業している人も、これから起業する人も、この変化を注意深くウォッチすることです。間違いなく、これまでとは違う気付きがあるはずです。起業を目指す人の
相談をお待ちしてます。