今回の福島第一原発の事故は、国内の電力事情に影響を与えるばかりではなく、世界の原発建設にも大きな影響を与えています。世界のエネルギーの潮流は原油価格の高騰により、原発を建設することによって少しでも原油の値下げを図ろうとしています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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産油国のサウジアラビアやシリアなどでも原発建設を進めていることで、原油需給が予想以上に切迫していることを読み取れます。モノづくり大国 日本の技術を応用して製造していることが、導入する各国の安心感になっていました。
そのお膝元の日本で起こった原発事故です。今後、事故の影響がますます拡大するようなことがあるなら、日本の信頼感にも大きく影響します。その上、各国に輸出されている各種製品の日本ブランドにまで影響は及びます。
昨年、わたしの起業相談に中国の36歳の男性経営者から依頼のメールが来ました。彼は現在、脱臭装置の製造販売をしています。国内の競争が激しいことから、アジア向けに輸出することを考えています。
そのとき、日本企業と提携して日本のブランド名で輸出したいらしく、起業相談と言うよりは企業紹介が主な目的でした。アジア市場には、中国製、韓国製、台湾製など、各国からの製品が出回っています。
その中で、日本製と言うことになると、その製品は一目置かれる存在です。例え、実際に製造するのは、台湾や中国であっても、会社名や所在地が日本や東京であると、それだけでブランド力になっています。
中国の経営者は、結局東京の会社と手を組みました。今回の原発事故は、このような日本ブランドの価値を引き下げることになります。日本の起業家の中にも、アジア向け機器の輸出で、起業を考えている人はいます。
これからの原発の成り行きは、起業家の人にも注意が必要です。日本ブランドの価値がかかっています。しかも、最少の被害で食い止めたときは、日本ブランドの商品価値は逆に上がりそうです。
【余談】
わたしの住んでいる東京からも大震災復興に向け、建築会社や工事会社が4月以降は一定期間滞在して工事にあたります。阪神の時も全国の工事会社が集まり、仕事を行ないました。大震災はマイナスの面ばかりでなく、不況が長引いていた建設関連業者にとっては、救世主になりそうです。今は、復興のその次の展開を考えているのがこの業界です。起業関連の
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