東日本大震災の陰に隠れて、マスコミはあまり騒ぎ立てませんが、みずほ銀行のシステム障害は企業にとって大変な問題です。約束の期日までに支払いを済ませないと、取引停止になるケースはよくあります。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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今回の場合、3.11の金曜日に東日本大震災が発生。震災後、初めて銀行業務が始まる、週明けの14日には大量の振込みが未処理になりました。その後、未処理の振込みは増え続けATMもネット取引も停止、17日には窓口業務も停止になりました。
開業しますと、入金も出金もATMやネット取引を使うケースが増えます。みずほ銀行自体が、期日までに料金を振り込まれない場合、ケースによってブラックリストに載せますし、手形の場合は1度目の不渡りと言うことにもなります。
銀行のシステム障害は、利用顧客にとって致命的です。そのため、18日には他の都銀への切り替えを、お客さんに勧めたほどです。会社員が給与の振込先を、みずほ銀から他の銀行にしてくださいと白旗を振っています。
起業する時には、ほとんど深く考えないで取引銀行を決めます。会社に近い場所にあるからとか、以前から取引をしていた銀行だからとか、まったく銀行のミッションや経営内容を考えずに口座開設を行ないます。
ペイオフが実施される前の2002年3月までは、それでも問題はありませんでした。ほとんどの銀行は横並びでした。ただ、現在のように各行のサービスにバラつきが生まれますと、どこの金融機関でも同じと言うわけではありません。
小企業や自営の場合、都銀や地銀よりも、信金や信組の方が親身になってくれます。特に、信金は貸し出し金利は少し高目ですが、行き届いたサービスや情報提供をしてくれるところが少なくありません。
今回のみずほ銀行のシステム障害を教訓に、起業する場合の金融機関選びは慎重に行なうことです。実際には、昔と違って取引量が多くないと、親身になってくれることはありませんが、それでも腐っても銀行です。最後の最後に頼りになることもあります。
【余談】
銀行は、「必要としないときに現れ、必要なときには絶対来ない」と言われます。開業する以上、なくてはならないのが金融機関ですが、お金に困ったときに、本当に役に立たないのも金融機関です。ただ、多くの経営者に聞いてみますと、中には会社の恩人と崇める金融機関もあるようです。起業での悩みは、
一度相談しては?