今の時代、街で一息つく場所と言いますと、喫茶店からコーヒーショップへと変わってきています。最近は、繁華街でもビジネス街でも、コーヒーショップばかりで、焙煎方式で個人が経営する喫茶店は少なくなりました。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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日経MJ4日付けによりますと、業務用コーヒー豆卸しのキーコーヒーが、個人経営の喫茶店開業に向け新型店舗を提案しています。喫茶店経営と云いますと、フランチャイズによる喫茶店経営がとても多いのがわが国の特徴です。珈琲館にしろ、コメダ珈琲店にしろ、見かける喫茶店の多くはフランチャイズです。
本部がコーヒー豆卸をしながら、加盟店の営業指導をする仕組みは、ビジネスとしては効率的です。ただ最近は、スターバックスやタリーズのように、米国スタイルのビジネスパースンが気楽に一休みできる店舗が圧倒的で、日本のドトールもそのスタイルを踏襲しています。
キーコーヒーは、業務用コーヒーの売り行きが落ちて、フランチャイズを展開していない会社としては死活問題です。そこで考えたのが、今回提案したスタイルの喫茶店開業への支援です。フランチャイズとは違って加盟金などは取らないようです。店舗の内装など、初期投資額は約400万円。
標準売り場面積は30~50平方メートルと小さく、駅ナカや高速道のサービスエリア、病院内などの出店をイメージしています。1店あたりの年商は約3500万円を目指すようですから、出店場所の確保には相当額の費用がかかるようです。
「キーズカフェ」の店名で統一して、平成23年度中に10店舗の出店を予定しています。開店にあたっては、キーコーヒー従業員が技術的な支援を行なうようです。フランチャイズと違って、スーパーバイザー(SV)による経営指導は期待できませんが、喫茶店の技術は日々の訓練によって向上が期待できます。
喫茶店と云いますと、昔ながらのビジネスで華々しさには欠けます。ただ、堅実なビジネスで開業場所さえ誤らなければ、比較的軌道に乗せやすいビジネスです。興味のある人には、キーコーヒーが直接指導する店舗と言うことで、関心のある人は検討に値する話です。
【余談】
今は、コーヒーショップ全盛の時代です。ビジネスパーソンが一息つくためには、安くて仕事もしやすい場所です。ただ、これからの高齢化を考えますと、コミュニケーションの場としての喫茶店も捨てがたい魅力があります。高齢者向け、ペット愛好家向けなど、喫茶店の新たな活路もありそうな気がします。