ネットショップで個人で開業する人が減少しています。今は、ショップから撤退する人も目だっています。現在数千万円の売上げを上げている人でも、禁止されているショップの転売ができないものか相談に来るほどです。年々市場が拡大しているネットビジネスですが、実際に起業した人からは厳しい声が上がっています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 10位から 9位へ上昇してます。
今日もクリックよろしくお願いします
人気blogランキングへ
今から5年以上前まで、ネットショップの開業では、羽振りのよいオーナーが続々と誕生する時代でした。今は、楽天は順調に売上げを伸ばしています。そこで、開業しているオーナーも順調かといいますと、良い人で収支がトントンか少し黒字程度です。
楽天市場が順調な背景には、大手の小売会社や地域の有名店がネットショップに参入しているからです。地域だけの販売が頭打ちになっている会社は、遅ればせながら独自販売から楽天市場で売上げ拡大を狙っています。そのため、楽天の売上げだけは上昇しています。
そこで、これまではネットだけで販売していた会社が、実店舗を構えて販売する会社が増えています。ネットショップのジレンマとも言える、トントンベースの店が多いため、そこからの脱却方法として実店舗へと流れています。コストが高くなっても、そのほうが利益が上がるからです。
通常、ネットショップで売上げ1億円の会社ですと、約8%の800万円程度は楽天側に出店料として支払います。一般的な仕入原価は40%が標準的です。その他に、ネット特有の宅配コストが15%。販売促進費が10%。人件費も10%。広告費10%。雑費2%などです。
このように計算しますと、残る経常利益は3%になります。1億円企業を経営しているオーナーの手元に残るのが、約500万円程度です。そのため、オーナー自身も骨身を惜しまず働くことによって、人件費で掛かる費用を少しでも減らして、自分の収益を増やす努力をしています。
この数字も、実店舗を同時に展開することによってバランスが変化します。現在、ネットショップと同時に、実店舗開業を目指している人は、新たな展開を考えてのことです。ネットショップだけでは、特に開業当初は相当厳しいと覚悟しておいた方がよさそうです。
【余談】
これからネットショップ開業を考えている人にとって、あまりあからさまな数字は見たくないかも知れません。起業相談でビジネスをしているわたしにとっても、ネガティブな話は相談を減らす原因かも知れません。ただ、現実を直視した上で起業を考えないと、失敗することになります。ネットショップを開業したけれど、楽天市場の加盟料月間4万円が厳しくて撤退する人も少なくありません。開業する前によく情報を知っておくことです。