起業前に思い描いていたビジネスと、起業してから実際に行っているビジネスとが、大きくかけ離れているケースがあります。お客さんニーズに沿って変更するケースはよいのですが、資金が続かないため規模を縮小したり、扱い商品のレベルを下げるようなこともあります。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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起業前に勤めた会社の経営者に感じた経営センスのなさを、起業した自分自身に同じように感じることがあります。これらの理由は一つ、起業したばかりの会社を経営している事業家が使えるお金は、とても少ないことです。
起業当初ですから、利益は想像以上に少なく、運転資金は膨れ続けます。誰もが、想像していた以上に経営環境は厳しさを感じるときです。問題はここからです。自分が考えていた起業が実際と違っていたとき、どのような行動にでるか。
あまりに違っていたため、一時的に撤退するのも一つの方法です。二つ目は初心貫徹で、自分の思い描いていた起業を貫き通す人もいると思います。三つ目は環境の変化に合わせて、自分の起業の目的を変化させる人もいます。
考えられるこの3つの方法のうち、どれを選択するかです? 一般的には、現実の環境に即して、事前に考えていた起業方法を転換することです。自分の初心を貫くことも大切ですが、起業の場合には開業資金の制約がありますから、利益の上がらないビジネスをいつまでも続けることはできません。
起業したばかりなのに撤退を考えるのは、開業準備の段階で事前マーケティングの失敗です。最近の経営手法では、起業するとき方向転換することも視野に入れた起業をアドバイスします。世の中の変化同様にお客さんニーズも変化するからです。
これは、1990年代後半以降、あまりに経営環境の変化の激しさと連動しています。最近の5年間だけを考えても、リーマンショック、派遣切り、需要不足、新興国の急成長、東日本大震災と1年ごとにテーマが変わります。最初から、お客さんニーズに合わせることで、独りよがりにならない起業を心掛けることです。
【余談】
起業家は、人より一歩手前で考えを行動に移すことが大切です。連日の暴飲暴食で、どこかで身体を壊すことは知っていながら、ドクターストップまで止めないのが日本人です。起業家は、一歩手前で止める勇気が必要です。起業においては、この一歩手前がビジネスチャンスで薬も、医療本も、医療器具もよく売れます。