2年前、神奈川県でITビジネスによる起業を実現した30代のTさんから、面談希望のメールをもらったのは1週間前です。彼は、学生時代を含めてITの仕事一筋で、会社に勤めていた時期も起業の準備をしていて、ほぼ狙い通りに事業を軌道に乗せています。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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久しぶりに会っての相談内容は、最近すっかり事業へのモチベーションが下がって、このままでは会社に自分が居ても居なくても、よい状態になっているという相談でした。以前、事業が好調な会社の社長からも同じような話を聞いたことがあります。
事業が上手くいっているとき、下手に会社組織や仕組みをいじると火傷をすることがあります。そのため、社長は順調なときにはすることがなくなります。経営は厳しいときよりも、順調なときが本当は怖いといいますが、そんな怖さの一つがTさんの場合です。
起業時だけに限らず、ビジネスは常に山あり谷ありです。ビジネスが、順調なまま継続するようなことはありません。起業に限って言いますと、設立当初に大変な苦労した人は、軌道に乗ると比較的順調に展開するようです。
当初の苦労が、でこぼこ道を整地してくれているようで、走り出すと上手く行くようです。起業家も、大変な苦労をして立ち上げたのですから、そう簡単にこけるような真似はしたくない気持ちが強くなります。
一方、大きな苦労をすることなく起業した人は、どうしても気持ちに緩みがでます。一から起業するのは大変なことと知っていながら、気持ちは仕事に集中できずモチベーションがドンドン下がる状態です。辞めてもよいような気持ちにもなっています。
起業では、どちらにしろ困難がつきものです。準備段階で大変な苦労をしている人は、実際にスタートしたらそのときは少し楽になれると思って大丈夫です。反対に、大した問題もなくスタートした人は、その後に大きな問題が待ち構えていると思った方がよさそうです。
【余談】
また、暑い季節が戻ってきました。毎年暑い夏が続きますと、暑さに特化したビジネスで起業もありそうに思います。ただ、急に冷夏がきたりしますと、腰砕けになりますから暑さビジネスは怖いです。いくら暑くなっても、海の家や山の家などで起業する人がほとんどいないのは、その辺の事情が影響しているようです。リスクの大きなビジネスであることは確かです。