昨年は、アドバイスしている会社も、地元の会社も、年の暮れに資金繰りで慌てることのない、穏やか一年の終わりでした。ただ一件だけ、メディア販売している会社で、女性従業員の契約が実態のないカラ契約のため大騒ぎがありました。従業員4人の会社で、約800万円の売上げがテンプラでは、経営者は穴埋めに苦労します。
その話を聞いて、よく企業経営で話題になる人間の性善説、性悪説を思い出しました。従来から、経営者の考え方として、人間には悪い人間はいないと考えて接する人と、悪い人間はいると考える人の二通りあります。従業員との接し方も、この2つで大きく分かれるようです。
わたしの考えは、人間はそんなに悪人はいないと思っています。ただ、善人であろうと、悪人であろうと、たいへんな環境に追い込まれると、大半の人間は極悪人になってしまいます。決して先入観でみるわけではありませんが、最近の凶悪事件を起こす人の多くは、多重債務で身動きの取れなくなった人が多いです。
普段はとてもよい人なのに、犯罪を起こすしか自分が逃れる方法はないと考えたとき、凶悪犯人になってしまいます。性善説や性悪説とは違って、人間は置かれた環境によって、とても弱い人間になってしまうということです。そのため、誰もが弱い立場にならないための努力が必要です。経営者も、従業員をそのような立場に置かないことです。
自営業や小企業の場合、従業員一人がたいへんなことをしでかすと、会社自体がなくなってしまいます。下手をしますと、経営者が大きな負債を抱えることも起こります。従業員のプライバシーまで入り込むことはありませんが、日ごろからコミュニケーションをよくとって、追い込まれないように気を配ることを常にアドバイスしています。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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