開業したばかりのお店は、知人や親戚を除くと、お客さんはほとんどきません。よほどインパクトのあるビジネスや店舗は別にして、街のどこにでもある喫茶店やペットショップができたからといって、お客さんが直ぐ集まってくれることはないです。多分、開業する起業家だって、新装開店のお店に直ぐ行くことはないと思います。
ある程度時間が経って、人の噂などで面白い店とか、商品がよいなどと言った話を聞いて、訪問する気になるはずです。新装開店の店には、なかなかお客さんは集まらないもの。店の前を通るときに気にはなっても、店内に足を踏み入れる勇気は、誰でもなかなか湧かないものです。
このようなお客さん心理に関しては、起業する人のほとんどが意識していますので、商品ラインナップの間口を広くして、顧客ターゲットを絞り込むようなことはしません。どうしても、どこのお店でも扱っていそうな、個性のない売れ筋とされる商品ばかりを売り場に並べることになります。
長い目で見ますと、この個性のなさはお店の命取りになります。どこの店にもある商品の場合、お客さんが購入を判断する基準は、多くの場合価格差で選ぶことになります。この展開にはまり込みますと、新規開業した店舗はほとんど競争力がないと思ったほうがよいです。既存大型店の価格力には敵いません。
新規に開業したお店は、この価格差によるジレンマがあります。個性のない汎用品を扱うと、お客さんはつきやすいのですが、価格競争に巻き込まれる可能性が高くなります。個性的な特異な商品を扱うと、価格競争は避けられますが、お客さんの数が少ないので軌道に乗るまで時間がかかるためです。
こんな難しい、お店にとっては成否を分ける意思決定を、開業する前に判断する必要に迫られます。多くの起業家の人は、この点をあまり深く考えずに意思決定しています。起業で失敗が多い原因は、このような重要なポイントを、深く認識しないでどんどん開業に突き進むところにあると思います。1度振り返って起業を考えるなら
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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