ゴルフクラブの専業メーカー「クレイジー」が経営破たんしました。2006年7月の設立ですから、約8年弱で倒産したことになります。この会社の社名を初めて聞いた2年まえ、何となく長くはビジネスの継続が難しい予感がありました。やはりクレイジーは、覚えやすく判りやすいですが、どこか狂っている気がします。
自社ブランドのシャフト「CRAZY」を販売していたほか、バッグやウェアなどもOEM供給を受けて販売。12年5月期には約10億円の売上げを上げていました。ビジネスは順調のようでしたが、創業者が昨年6月に所有している高級外国車による物損事故を起こし、保険金詐欺事件で逮捕されたことで、会社経営に大打撃を受けます。
クレイジーは、地元東京・足立区が実施しているものづくり企業の認定制度「足立ブランド」企業の一社で、創業支援事業で補助金も受けています。ゴルフビジネスは景気に左右されやすいビジネスですが、それでも社会的にも評価され、創業から6年で10億円企業の仲間入りですから、起業の成功者ではあります。
やはり、クレイジーの社名がよくなかった気がします。確かに、英語のクレイジーには「熱狂して」とか、「夢中になって」といった意味はあります。フランスには、クレイジーホースという有名なキャバレーもあります。それでも、日本で一般的なお客さんを相手にビジネスするには、ネット検索では有利で覚えやすいことを差し引いても、影響していたのでは。
会社は、最高の売上げを一昨年上げていたけれど、創業者が詐欺事件を起こすのは、経営の内実は厳しかったのではないかと思います。最近のゴルフビジネスは、中高年を相手に地道な経営をするメーカーやゴルフクラブが増えています。一昔前の感覚でゴルフビジネスをしようとすると、どうしても行き詰る会社がでてきます。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
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