ベネッセの名簿漏洩事件で、犯人の年齢が39歳と公表されたとき、わたしは変に納得をしました。
団塊ジュニア世代と呼ばれる人口の多い世代です。起業を考える人の中にも、30代後半の人はとても多いです。
40歳の大台を前に、これからの人生を慌てて考える人が大勢います。同世代が多いだけに、常に競争に晒されていてこともあります。
また、職業から来る焦りもあります。事件を起こした犯人は、システムエンジニア(SE)のようですが、今職業によっては、長く続けることの厳しい職業が少なくないのが現実です。
高給取りとして有名な金融業界のファンドトレーダーは、30代までが現役としての限界とされています。飲食店のスタッフ、塾教師、スポーツインストラクターなど、30代までを一定の境とみなす職業は少なくありません。
日本ではあまり話題にされませんが、米国でコンサルタントなどは、UPOR OUT の考え方があって、社内で幹部へ昇進するか、会社を辞めるか、否応なしに会社に決められるようです。
わが国においても、社内に自分の居場所がなくなりつつあることを感じている30代後半の人は多いはず。
そんなプレッシャーのせいか、ギャンブルやFX、異性へ逃避する人も少なくないです。起業の場合、新たな居場所を自分で開拓することです。
追い込まれてから、無理やり次の人生を考えるより、早めに起業を考えるのも手です。今は他人のことのように思っていても、誰にも何時かは人生の変化は訪れます。できることなら、変化を楽しめる人生を歩むことを期待しています。
【一言】
最近、福沢諭吉が言った「一身二世」の生き方が注目されています。福沢は、人生の半分を江戸時代に、半分を明治時代に生きました。現在のサラリーマンは、40代を境に前半の会社勤めと後半の会社勤めなり、起業の人生があってもよさそうです。この会社で一生は垢抜けませんが、この仕事で一生を生きることは、これからのライフスタイルにマッチしています。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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