このところ、大前研一著「稼ぐ力」(小学館)、冨山和彦編著「稼ぐ力を取り戻せ!―日本のモノづくり復活の処方箋」(日本経済新聞社)、浜口直太著「稼ぐ力 50のルール」(ダイヤモンド社)と稼ぐをテーマにした本が話題になっています。
政府が発表した成長戦略においても、中小企業に稼ぐ力を求めています。今後は、外形標準課税や厚生年金加入など中小企業への負担増を政府は求めていますから、事前の警告と受け止めておいた方がよさそうです。
日本経済がデフレからインフレに切り替わって以降も、稼ぐ力のない小企業では物価上昇に耐えられません。今、日本の企業全体に求められているのは、稼ぐ力を高めることであることは確かです。
起業する人の場合、他の会社のビジネスモデルを単純に真似るだけでは、開業することはできても、ビジネスを安定的に成長させることは難しいです。やはり、他社と似たビジネスであっても、スパイスのような独自の仕組みを考えることです。
稼ぐ力と口では簡単に言いますが、実際にこの問題を解決するのは難しいです。いくら考えても、お客さんが納得してくれて、商品やサービスを買ってくれないことには、稼ぐ力を実現することはできません。
既に開業して、稼ぐ力を身につけていると思われる人たちも、何度も何度も販売方法を修正してお客さんに提案することで、徐々に稼ぐ力を身につけています。決して、一朝一夕に身に付くとは思わない方がよいです。
一定の仕組みで考え続けることによって、このような力は身に付くことになります。この世に解決できない問題などありませんから、まずは稼ぐ力を考え続けるしかないです。
【一言】
稼ぐ力を既存企業と、新たに開業した企業とが比べる場合、意外と新しい企業のほうが有利だったりします。既存企業にはしがらみがいっぱいありますが、新規の企業はその辺は有利だからです。そのため、事前に業界の仕組みをよく勉強して、古い会社の弱点を知ることです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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