今、中高年の起業の星というと、58歳で生ハム工房を長野県で立ち上げたKさん。定年後を意識せざるを得なくなった40代、50代サラリーマンには参考になりそうです。
長年、音楽の世界で仕事をしていたKさんには、裏の顔がありました。多くの友だちと協力して作った長野の山荘で、趣味ではじめた食肉加工品作りです。
10年前からは、本格的に作り始め知人などから人気を集めていました。この時期はベーコンやソーセージが中心だったようです。わたしの知人にも手作り加工食品の上手い人はいますが、工場製品とは味がまったく違います。
手作り品なので、大手企業は参入できない世界。大手は手作り感を売りに販売していますが、小企業や個人なら本物の手作り品を作って販売できます。価格競争に陥ることもないのが有利です。
Kさんは、今年3月に一人で起業しました。それまで手がけていた音楽の仕事を大手企業が手がけるようになり、自分の役割が終ったことを感じことがきっかけといいます。
50代になりますと、会社の仕事で自分の役割が終ったことを感じることは多くあります。そのとき、会社を辞めて次の自分の仕事がある人は幸運な人と言えます。
多くの人は、この次は見つけられず、かといって会社を辞めるわけにもいかず会社にい続けることになります。これからのサラリーマンは、定年と年金支給時期との間の時間がますます広がりそうです。
起業をしようとすると、Kさんのように準備期間をしっかりとることで、大きな失敗をしないで済みます。自分の賞味期限は自分で決めるというKさんの言葉は、ほんと気持ちがよいです。
【一言】
現在、50代以上の人の起業が増えています。ただ、多くの場合は、それまでの仕事を生かしたコンサルティングが主流です。中には公務員OBのように、入札価格を業者に教えるコンサルで警察の厄介になる人もいます。わたしもコンサルの一人ですが、志は社会に役立つことを目指すべきです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 11位から 10位に上昇しています。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ