長年、日本人とは何かを考え続けてきた司馬遼太郎さん。彼ほどではないにしても、わたしもビジネスの視点で日本人を考えています。
争うことの嫌いな日本人。そのため、負けることを嫌うのも日本人です。ビジネスにおいては、自分と似たような人ばかりを集めたがるのは日本人。議論をすることを嫌うのも日本人です。
これらは、起業する上では短所です。何故なら、今のビジネスにおいては、嗜好がバラバラで考え方のまったく違うお客さんを相手にするため、違う人を集める多様性が求められるからです。
現在、イスラム教徒向けビジネスが注目を集めていますが、先進諸国のイスラムビジネスに比べわが国は2周遅れと言われます。
最近の日本では、グローバル社会のビジネスで、英語力不足ばかりが問題視されます。実際に、外国人を相手にビジネスをしている人に聞きますと、英語力のレベルより、タフに議論をして相手に納得してもらう熱意の問題と言います。
いくら英語が上手くても、中身のある話のできない人は論外。日本国内のビジネスにおいても、業務の能力が欠けていては議論をする力が不足します。
起業するときも、多くの人の意見を聞くことが、ビジネスにおける保険の役割を果たすことになります。経営者にしろ、コンサルタントにしろ、一人の人間の能力は知れています。
最終的な決定は起業家自身が決めることですが、それまでのプロセスでは、少しでも多くの人の経験や直観を生かすことによって、多くのお客さんに受け入れられるビジネスが可能になります。
今後は、日本に外国人観光客も多くなり、日本人特有の思考でビジネスをしていては、時代の流れに乗り遅れることになります。柔らか頭で、多くの人の意見を取り入れる仕組みを考えましょう!!
【一言】
国際会議において有能な司会者とは、いつまでもお喋りを止めないインド人を黙らせ、口を閉ざしたままの日本人にいかに話させるかに懸かっているといわれます。経営者も、お客さんや従業員から多くの話を聞いて、会社経営に適切に生かすことが求められます。日ごろから訓練していないと、この重要な情報集収はできませんから、経営者にとっては大事な課題と言われます。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。 起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 13位から 14位に下降してます。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ