朝日新聞11月18日付け朝刊のリレーおぴにおんに、韓国系双子女性が大阪でケーキ店を開業した話が載っていました。
お一方は学校の先生、もう一人の方がコンピューターソフト会社で働いていたのに、思い切って洋菓子店を起業しました。今から11年ほど前のことです。
開業当初の開店セールを、商品半額で行なったときは売れに売れたようです。ただ、セールが終って平常営業を始めると、今度はほとんど売れません。
小売業にはよくあるケースです。多くの場合は、この後ズルズルと販売不振が続きます。不慣れな経営者の場合、再度半額セールをはじめ、大赤字を抱えて廃業する人がいるほどです。
双子の女性起業家の場合は、窮地の打開策として近くにある北新地のクラブ周りをして、ママさんにケーキとチラシを配ってあるきます。
すると、1月後には注文が入るようになりました。見事、売れ行き不振の窮地から、夜間のケーキクラブ販売によって脱出することができました。
問題はその後です。店舗での来店客販売が軌道に乗りますと、クラブへの販売は止めてしまうのが大方の経営者の考えること。
所が、この双子の経営者は違っていました。朝6時にケーキ作りをはじめ、夜8時には店舗を閉じます。その後は、自転車で北新地のクラブにデリバリー販売を続けていました。
双子姉妹の経営と言うことで、一人がアクセル、一人がブレーキの役目を果たしていたようです。それが、起業から11年で店舗数が全国に35店。従業員数560人。
現在の年商は約58億円と聞いて驚きました。大手のユーハイムで310億円、モロゾフで260億円ですから、立派な中堅洋菓子会社です。
今は確かに女性の時代が来ています。男性の経営は、肩に力が入りすぎているのに比べ、女性経営者は基本に忠実で、お客さんニーズを察知するのが上手いです。
【一言】
起業しますと、直ぐに考えないといけないのがHP作り。専門業者に頼むととても高額の料金が心配ですし、業界のことは何も知らないでHP作りをされるのも問題です。日本政策金融公庫とKDDIなどが、「はじめてWEB」のHP作りを勧めています。よかったら参考にしてください。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 14位から 12位に上昇しています。
いつも気持ちよいクリックをありがとうございます人気blogランキングへ