この暮になって、文科省から発表された中央教育制度審議会の答申。これまでの大学受験制度の精神を、根底から切替える画期的な内容でした。
大きな変化は、これまでのセンター試験の中止。合格のために、大学受験のときだけの一発勝負の勉強は通用しなくなります。高校時代から何度かに分けての試験が実施されます。
そのため、合格点に1点不足して不合格といった事態はなくなります。大学によっては、面接やプレゼンテーションが採用され、思考力や判断力が問われます。
このような制度を、2020年度の大学受験から採用します。丸暗記に頼った勉強よりも、考える力がなければ合格できません。
世界的にみますと、当たり前の受験制度ですが、やっと日本においても実施されることになりました。学習塾経営に関わる人にとっては、発想の転換が迫られることになります。
現在、小学6年生の子どもたちが大学受験するときには、この新しい制度によって合格、不合格が決まります。子どもの教育は時間がかかりますから、来年4月からは早くも準備がはじまります。
これまでのように、試験のためのテクニックが通用しなくなり、モノゴトの本質や将来予測をする力を備えた生徒が評価されます。ビジネスとしては、面白い時代が始まる予感がします。
【一言】
今年は、多くの学習塾が廃業しています。多くは、昔ながらの一人の講師の話を、多くの生徒が聞く授業を続けてきた塾です。ゆとり教育を廃止するのと同時期から、個別指導方式による授業が主流になってきました。当然、受験制度の変更によって学習塾の教育方法も変わってきます。新たな授業方法を見つけた塾が、今後の学習塾ビジネスの主導権を握ることになります。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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