昨年は、アドバイスしている会社も、地元の会社も、年の暮れに資金繰りで慌てることのない、穏やか一年の終わりでした。
ただ一件だけ、メディア販売している会社で、女性社員の契約が実態のないカラ契約のため大騒ぎがありました。社員4人の会社で、約800万円の売上げがテンプラでは、経営者は穴埋めに苦労します。
その話を聞いて、よく企業経営で話題になる人間の性善説、性悪説を思い出しました。従来から、経営者の考え方として、人間には悪い人間はいないと考えて接する人と、悪い人間はいると考える人の二通りあります。
社員との接し方も、この2つで大きく分かれるようです。わたしの考えは、人間はそんなに悪人はいないと思っています。
ただ、善人であろうと、悪人であろうと、たいへんな環境に追い込まれると、大半の人間は極悪人になってしまいます。
決して先入観でみるわけではありませんが、凶悪事件を起こす人の多くは、多重債務で身動きの取れなくなった人が多いです。
普段はとてもよい人なのに、犯罪を起こすしか自分が逃れる方法はないと考えたとき、凶悪犯人になってしまいます。性善説や性悪説とは違って、人間は置かれた環境によって、とても弱い人間になってしまうということです。
そのため、誰もが弱い立場にならないための努力が必要です。経営者も、社員をそのような立場に置かないことです。
自営業や小企業の場合、社員一人がたいへんなことをしでかすと、会社自体がなくなってしまいます。下手をしますと、経営者が大きな負債を抱えることも起こります。
社員のプライバシーまで入り込むことはありませんが、日ごろからコミュニケーションをよくとって、追い込まれないように気を配ることを常にアドバイスしています。
【一言】
週末、偉いお坊さんの話を、地元の経営者や大学の先生、コンサルタントの人たちと聴く集まりに参加しました。寒いお堂で正座で長時間話を聴いたことで、宿病の腰痛が発症しました。翌日、腰に違和感があるので、目一杯腰に付加の罹る運動をして、今日は背筋を伸ばして歩けない状態です。痛いときは、何もしないことが一番と骨身に染みていても、やはり失敗は犯します。皆さんも、病気には気をつけてください。
今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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