簡単に考えますと、起業する人は開業資金を投資して労働を提供することで起業は実現します。株式投資をしている人は、労働を伴わない資金だけを提供することで企業の資本を手に入れます。
現在、日本の株式市場は、世界中から投資が相次ぎ、年初からの株価の上昇幅は、中国やイタリアに次いで3番目に高くなっているほど。半年で17%も日経平均は上昇しています。
大手企業は株式や債券を購入してもらうために、役員が世界の有力投資家を回って売り込んでいます。それら資金は、各国の年金基金やファンドなどが個人や会社から資金を預かって運用します。
ここまではよく知られている話。現在、大勢の外国人が日本を訪れていますが、その中には有力投資家も混じっています。彼らは日本に来て投資する予定の企業回りをしています。
多額の資金を投資するため、多くの企業を訪問すると同時に、日本市場でのシェアやビジネス活動をチェックするといいます。投資をする以上は、人任せやネット調査だけでなく、自身の目と肌で投資先を知ることに努めます。
翻って、日本で起業する人の場合です。わたしが知る多くの人は、自分が参入する業種の市場やそのお客さんには、あまり関心がないように見受けられます。あくまでも自己都合を優先させて起業するように思われます。
世界を股に駆けて投資する人も、なけなしの退職金や金融公庫の融資を投資する起業も、大事な資金であることに変わりはありません。ただ、有力投資家は何度も投資して失敗経験もあるので、企業を見る目は確かです。
初めて起業する人の場合は、起業するときには欠かせない重要なチェックポイントに関しては、ビジネスがにっちもさっちも行かなくなってから気付くようです。
重要な起業のチェックポイントはいくつもありますが、最初の段階で抑えておかないと失敗します。勝負がついてから慌てても、簡単な話が後の祭りというやつです。
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【ひと言】
株式投資に関していうなら、近年はバブル崩壊(91年)、アジア通貨危機(97年)、ITバブル崩壊(01年)、リーマンショック(08年)と5年から7年置きには、大規模な株価下落が続いています。今はリーマンから7年、そろそろ大規模な金融危機が発生してもおかしくない時期。起業するにしても警戒が必要な時期に入っています。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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