今年10月に行なわれたソフトバンクの株主総会では、孫正義社長の後継者候補としてインド出身ニケシュ・アローラさんが登壇して、多くの株主を驚かせました。
マスコミには、昨年10月にソフトバンクインタネット&モバイル社長に就任したアローラさんの半年間の報酬が、165億5600万円と報道されたことでもっと驚きました。
後継者候補になって大喜びタイプの人ではなく、壇上では当然という顔をしていて、総会に出席していたわたしの友人は経営者としてモノが違うと感心しています。
アローラさんは、ソフトバンクの前はグーグルに勤めていて、最後はシニア・バイスプレジデントまで勤めています。米国式の複数いる副社長の一人ということでしょうか。
孫社長が初めてアローラ氏と会ったのは、5年前に検索エンジンのランク付けをヤフーが止め、グーグルのロボットエンジンに乗り換えたとき、グーグル側の交渉相手だったといいます。
そこで見初めて、孫社長はソフトバンクへ口説くに口説いた結果の入社といいます。それにしても、半年間での報酬の高さは何故なのか知りたくなります。
アローラさんは、一人でソフトバンクに入社したわけではありません。彼は、既に10人のスタッフを要するチームを抱えていて、今は副社長ながらシリコンバレーの事務所でスタッフと仕事をしています。
チームが半年間に稼いだ金額と仕事の内容を考えますと、165億円の報酬も納得できるものです。今、高い報酬を得ている経営者、スポーツ選手、アーチストなどほとんどの有名人はチームを抱え仕事をしています。
日本でも、イチロー選手や錦織選手などスポーツ選手、芸能人は数人のチームで行動しています。企業経営者にも、MBA出身者の中で数億円の報酬を得ている人の中には、会社とは別の兼任スタッフと問題解決にあたっているといいます。
この流れは、今後わが国でも定着する気配をみせています。1人で問題を考えるよりは2人の方がよい答えを導けます。2人より3人、3人よりは4人と最大5人程度までチームを組んで経営にあたる方が有利です。
例え起業であっても、関連する知識や現場を知る人を集めてチームで開業する方が、失敗して多くの投資を失うことを考えると賢明です。今後、仮想チームなど各人の事情にあったカタチのチーム起業が増えそうです。
チームを考えるなら起業相談
【ひと言】
新しい起業法の教訓の一つに、「よいアイデアを手に入れるには、より多くのアイデアを手に入れること」と至極当たり前のことがあります。当り前は判っていても、これまであまり実行している人を知りません。起業してからも、チームで運営することが成功のポイントであることは確かです。今の時代、よいことは実行するのが賢い起業です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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