バングラデシュのダッカで発生したテロによる人質殺人事件は、言葉にできないほど痛ましい事件です。バングラデシュのために、布団で眠り和食の食事を我慢して渡った人が犠牲になりました。
実行犯は20歳前後の若者ばかり。1人を残して6人は死んでしまいましたが、誰一人自分が犯した罪の重さを考えることなく、亡くなったのは残念なことです。
イスラム原理主義に侵された彼らに限らず、世界の若者は誰もが一方的思想に侵される可能性はあります。ISは、そんな不安定なイスラム社会に住む若者を味方に取り込もうと行動しています。
リオ五輪の選手壮行会で、森元首相が「国歌を歌えない選手は日本代表ではない」と発言したようです。そこには、日本原理主義とでもいえるような、無理やり日本を好きにさせようとする政府の意思を感じます。
1億2千万人の日本には、色んな考えの人がいます。敗戦してから20年後、30年後のころには、子供や兄弟を戦争で殺され日本嫌いの人は多くいました。自分の住む街は好きだが、見ず知らずの日本すべてが好きなわけではない人も多いです。
原理主義と同じで、一方的思想の押し付けは、この国を権力者の思いのままにしようとする、隠れた意思が感じられます。若者は、権力のムードに流されない、自分の頭で考える力を持つことが大事なのでは。
強い権力を握る権力者は、政治にしろ、宗教にしろ、少しでも多くの人を意のままにしようとします。特に、経験の少ない権力の怖さを知らない若者は、餌食になりやすい存在です。
国家を歌えないことが悪いなら、国の借金を1000兆円以上も積み重ねた政治家は悪くはないのか。この想像を絶する借金は、結局次の時代を担う若者たちが、何らかのカタチで支払わされることになります。
【ひと言】
英国でEU離脱を先導した独立党のファラージ党首が辞任しました。政治家や官僚は、国民に影響の及ぶ大きな権限を持っていて、大変な失政をしても辞めれば責任は問われません。その影響を受ける国民はよい迷惑というより、大変な実害を受けます。日本国民も選挙の時に立ち止まって考えないと、バングラの若者のような思い込みで大変な失敗をしでかします。
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