起業を成功させるには、優秀な大学の出身者や起業に適した大手企業で仕事を経験しないと、難しいのではないかと思い悩んでいる人が少なからずいます。
マスコミに登場する起業家は、そのような経歴の人ばかりですから、出身学校や就職先が大きなウエートを占めると思いがちです。わたしの経験や書籍などの情報を総合しますと、必要なのは起業に向く地アタマの良さなのでは・・
ビジネスの世界では、よく地アタマの良し悪しが話題になります。地アタマを説明しますと、課題や問題を複数の視点や角度から考えられる人。多くの人は、一点からばかり見るために失敗します。
現代のビジネスにおいて最も成功しやすい立場にいるのは、現場でお客さんに直接接している人たち。買い手と売り手の取引現場で、発せられる声や出来事に生で具体的に接することができます。
もう一つは、この現場の声や出来事を、論理的に整理し理解することのできる人も地アタマの良さに通じます。また、外国語が理解でき、海外での事象を知ることのできることも大事です。
現場の具体性と論理の抽象性、この複数の視点からビジネスに接することができると、起業を冷静に考えることができます。これら全般的情報を知り、それをビジネスに生かせるのが、地アタマの良さではないでしょうか。
日本企業は、現場力が欧米に比べ優れていると言われます。ただ、日本の現場の人はモノゴトを論理的に考えることをしないのが残念です。これは日本人特有の職人気質とも通じます。
決して優秀な学校をでると全員が起業に向いている訳ではないです。別に学校に行かなくても、現場を良く知り、論理的思考のできる人は幾らでもいます。そのような人の多くはビジネスで成功しています。
日ごろから意識して地アタマを鍛えることは、起業ばかりでなく人間が賢くこれから生きるために必要です。このような努力なしに、起業で成功することは難しいように思います。
【ひと言】
目の直ぐ前にあるコーヒーカップ。もし商材として使うとしたら、直接売ることを考えがちです。10メートル離れた場所に置いたら、売るより写真の被写体として使う人もでそう。50メートルも離れると、人に持ってもらってCMの方がよいかも。見る視点によって発想が変わり、起業で使う用途も価値も変わってきて、そんな視点を持っている人が地アタマの良い人です。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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