起業に失敗する人に共通する発想は、人の成功話や本人の思い込みで、それまではまったく知らなかった世界で開業を目指します。現実を知らないで、頭の中だけで勝手に上手くいく話を作るタイプです。
現在多いのは、副業として民泊開業は儲かると思い込み、慌てて開業するタイプの人です。民泊も部屋の取得ばかりでなく、PRや設備投資などそこそこ資金はかかります。決して簡単に儲からないのは他のビジネスと同じ。
それまで全く民泊と無縁だった人が民泊開業して上手くいかないのは、民泊関連の仕事経験のない人にビジネスアイデアが生れないからです。結局、他人の真似をすることしか方法がないからです。
人間の脳に関する重要な制約ですが、脳は過去の経験を通してしか、新たな発想の源泉のなる記憶は生れません。経験のない人は、何らかの方法で経験に代わる記憶を身に付けないと、集客にしろ、管理にしろ新たなアイデアは生まれません。
そのため、多くの開業は1年ももたずに廃業する結果になります。折角起業したのですから全力で頑張ると良いのですが、何をどう頑張るとよいのかその手掛かりがないのです。
逆に、その業界で経験が豊富な人は、その多くがこの事業では儲からないと手をつけない人が多いのが現実です。そんな中にも、この変化の激しい時代ですから、起業の種はあるとわたしは思うのですが・・・
ここ大事なことは、起業やビジネスにおいてこれまでの経験は大きなウエートを占めます。どんなに頭のよい官僚でも、ビジネスとなるとまるっきり能力がない人は大勢います。
これまで何度も転職をして、日本のビジネスの世界では評価されない人のはずなのに、起業して成功している人も少なくないです。自分のこれまでの経験、これからの経験は人生で大きな役割を果たしそうです。
起業に向けての相談は
【ひと言】
新たな商品や製法を生むイノベーションは、これまでの手法と手法との組み合わせから生まれると言います。ビジネスアイデアもまったく同じで、頭の中に留まっている記憶と記憶とが結びついて生まれます。まったく経験のない人の場合は、諦めるか新たに経験することです。間違っても、空想で起業を考えて上手くいくとは思わないことです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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