米マッキンゼー・アンド・カンパニーと日本経済新聞が820の職種、2069業務の自動化動向をまとめ、ロボットが代替できる割合を数値化しています。
現在、人手不足が深刻して社会問題にまで発展しそうなトラックドライバーは、64.6%が将来はロボットに代わるとされています。飲食の調理は73%で、工場生産はほぼ80%以上、経営者も22%がなくなるようです。
このような数値はとても説得力があるので、トラックドライバーを職業をしようとする若い人は既に減少が始まっています。今後、このようなデータを基礎に職業を考える人は増えることが予想できます。
将来、ロボットに代わられる仕事かどうか占うポイントは、現状と将来の高いコストの仕事かどうかにありそうです。現在は、トラック輸送を巡っては、小荷物の急激な増加により多くのドライバーを必要としています。
ガソリン消費、長時間労働問題、交通事故多発など、問題点が多いことで自動運転開発が急速に進められ、人工知能(AI)研究が急拡大するキッカケになりました。ただ、このモデルが他の職種にも同様に広がる可能性はそうそう高くないです。
経済原則として、ロボットやAI研究が可能でも、そこで生まれる製品が市場で売れないことには研究は進みません。医師、弁護士、パイロットの仕事をサポートするAIが普及するのは、コストを下げるためにも納得できます。
今後、労働者の減少が進む日本において、ロボットやAIの普及は決して恐れることはないです。特に、企業経営を目指す人にとって、事業の盛衰はいつの時代にも起こってきたことです。
労働者よりは何十倍も、神経質になって事業の行く末を考えています。それよりも、このようなデータに振り回されて好きでもない業種で起業や参入を考える方が怖いです。
好きな事業ですと、長く続けられますし、ワクワク楽しくビジネスができます。それに、将来有望などと下手に持ち上げられると競争が激しくなり、自分に合った事業を展開することが難しくなります。
早く自分の事業のフィールドを探して、息の長いビジネスを目指し頑張ってください。こちらから、あなたの仕事のAI率を調べてみては?
【ひと言】
今から15年ほど前、日本は財政が厳しいことから公共事業が大幅に減らされ、建設業界には将来がないと言われました。多くの建設・土木会社が倒産や廃業、転業して、誰もが生き残りは難しいと思われました。実際、財政は当時よりずっと厳しい状態です。一方、建設会社が減って労働者も減り、大手建設会社は史上最高の利益を上げる時代です。予測を受けて人間は行動を変えますから、冷静で考える力が経営者にも求められます。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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