あなたは、自分が始めた事業が成功に向かっているか、失敗なのか、判断する時の材料として、何を参考に考えますか。
一般に多くの人は、現在の状況が以前に比べ上向きか、下向きかを基準に、成否を考えます。当然、具体的な根拠を並べて上向き、下向きと考える人と、皮膚感覚の直観で感じ取る人とがいますが・・
このような思考法はシステム思考として、比較的古くからビジネスや環境問題においては利用されています。少し乱暴に解説しますと、どんなに複雑な問題でも、拡大のループにあるか、縮小のループにあるかで判断します。
会社ならば、過去数年の売上げが上向きか下向きかによって、将来があるか破産するかを判断します。こればかりは、データを根拠に考えますから、嘘や言い訳は通用しません。
途中で上向いたり、下降したりならば、まだまだやり方によっては将来を変えることはできます。ただ、借金が年々増え続けているような会社ならば、何時かは破産すると考え間違いないです。
事業においては、支出よりも収入を増やすことを考え、拡大ループに一刻も早く移行させることを考えことが成功につながります。経営者は、自分の事業での流れを読めることが求められます。
一方、国の財政に目を向けますと、国の借金は年々膨らむ一方の状態です。現在のわが国の景気は、好調というデータとでていますが、早い話国の借金で好景気を作っているようなもので、東京五輪前後には財政が追い詰められる将来があります。
世の中、まだまだ大丈夫という人が多くいることも確か。これまで、バブルやリーマンショックでも、大丈夫大丈夫といって消えていった経営者やアナリスト、評論家など大勢します。
判断するのは自分自身で、その結果影響を受けるのも自分自身です。経営の世界は自己責任です。自分で考え、行動して、今後の事業に生かすことを考えることが大事です。
【ひと言】
企業経営者は大きな責任を背負って事業を行いますが、わが国では政治家と官僚はその行動にほとんど責任が問われません。ほぼそのような仕組みが出来上がっているようです。憲法改定が政治課題になっていますが、この仕組みを変えようなんて人はほとんどいないことが残念です。そのため、過去の失敗にほとんど学ぶことなく、何度も同じ失敗を繰り返しているのがこの国です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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