日本には「タイムマシン」ビジネスという言葉があるくらい、米国で流行った事業が数年遅れで日本でも流行る仕組みが出来上がっています。過って起業で成功した人の多くに、英語を武器に日本版を作りあげた人たちがいます。
米国の場合は、ベンチャー企業に対する投資が活発なため、短期間に多額の資金を集めて大企業が簡単に誕生します。ウーバーやエアービーアンドビー、ネットフリッウスなど、その典型と言える企業です。
ベンチャーが新たな市場を創る場合は摩擦も小さいですが、既存市場から顧客をごっそりと奪うような市場では、トラブルが発生します。しかも、集まる巨額の資金は、最高の経営効率による最高の利益を求めます。
仕事を求める若い米国民からしますと、自分たちから料金を取っておきながら雇用には反映せず、多額の利益は株主にだけ還元される仕組み。税金もタックスヘイブンに流れ国に還元されませんから、企業色の濃い候補は嫌われます。
ただ投資企業や投資家にしますと、実際に利益が出るかどうか判らないベンチャー企業に、リスクを負って投資するわけですから、そのための大きな見返りを求めるのは当たり前ということになります。
今では世界から利益を上げているアマゾンにしても、創業から7年間は赤字企業でした。このような芸当は日本の資本市場では期待できません。結局は、新たなビジネスは米国のベンチャー企業に利益をもっていかれます。
米国でも、ITで富を得られるは労働者全体の15%と言われます。専門家やマネージャーです。日本の場合、ITビジネスの大手企業が少ないですから、富のもてる労働者はもっと少ないはずです。
【ひと言】
これからの時代、今は高収益でも10年後、20年後も元気な企業でいれるかといいますか、誰もが不安があると思います。利益の高いビジネスに対しては、代替製品があっという間に生まれる時代です。宇宙に飛び立つスペースシャトルにしても、数年後には今の10分の1の料金で飛び立つといいます。これまでは考えられなかった、飛行機のようにロケットを何度も使用する時代の到来です。どこから参入されるか判りません。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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