世論調査で支持率が高いと横柄な態度で付け上がり、支持が落ちると泣きっ面で謝罪する。この数年、安倍首相の行動と態度を見ていると、このような人間を信用してビジネス取引をすると間違いなく痛い目に遭うタイプです。
「地方創生」「一億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」 このほかにも、次から次に政治課題を繰り出していますが、どれ一つとして総括をしたり、成果を誇れるような課題はありません。
国の資金は次々と投入しますが、費用対効果がどうなったか具体的結果を聞いたことはありません。どんどん積み上がる国の借金に対しても、「経済成長なくして財政再建なし」の決まり文句で押し通し。
13年から景気はよくなっていると言いますが、それで財政はどれだけよくなっているのか。単年度で歳入と歳出とを均衡させるプライマリーバランスは、約束の20年には無理でその後もほとんど減らすめどは立ちません。
これまでの課題にしても、真面目に検証してみたなら、ほとんどがボロボロの状態と言われます。現在の日本には、北朝鮮の脅威よりも金利が上昇を始めたなら、途端に歳入不足で予算が組めなくなる地獄が待っています。
このような安倍首相が今度は任期を1年以上残して、総選挙を実施することで政権の延命を図ろうとしています。これまで北朝鮮の脅威を煽っていた人が、今度は政治空白を作るのですから、脅威はどうしたのか聞きたいところです。
日本国民は、あまりに凡庸で世襲の政治慣れ以外に、能力を持ち合わせない人に権力も持たせ過ぎました。今では、日本の政治はまるで権力ゲームのように軽いものになっています。
日本で事業をすることが、戦前の日本企業のように、軍部のいうままに廃業させられる危険さえ生まれる気配を感じます。早くゲームを取り上げる必要がありそうです。
【ひと言】
本来なら、安倍政権に対比する野党の成長に期待したいところですが、今はその期待は空しいものになりそうです。個人的に期待したいのは、大物の学者か文化人を首相候補としてこの選挙で擁立して、その下に各政党が共闘するカタチにすると、選挙でもその後の体制でもしっかりした対決軸が生れるのですが。今のままでは、話題の乏しい低調な選挙になって、固定票の自公の思うママになりそうな気配です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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