小売り、飲食、サービスなど接客業で開業する場合、店舗「出店場所の優劣」はビジネスの成功失敗の8割を占めると言われます。起業を目指している人にとっても、出店する場所、スペース、店構えなどは大きな問題です。
東京・JR新橋駅前での出店といいますと、都内でも最もビジネスに向いている場所。首都圏の立ち食いそばではトップクラスの名代富士そばが、この新橋駅前に出店しましたが1年も持たずに撤退しました。
創業者の丹道夫さんが、出店場所の難しさの例としてよく引き合いに出す話です。単に人通りが多い場所とであっても、賃貸料が高すぎたり、店内のレイアウトが悪いなどで出店に失敗するケースがあります。
現在はその上にネット通販の普及が広がって、書籍、ITデバイス商品、CD・DVDなどはネットの比重が高くなっています。現実に、東京都内の商店街でも空き店舗は地方都市同様に増えています。
東京、大阪、名古屋では、不動産バブルが発生していると疑われるほど地価は上昇しています。それに伴い、店舗用賃料も引き上げられているかといいますと、場所にもよりますが思いのほか上昇はしていません。
わたしが以前から注目していたJR立川駅前の空き店舗は、今も借り手のつかないまま1年近くが経ちます。最近は、周辺のどこの社長の口からも話題に上らないほど、見飽きた風景になっています。
とは言っても、出店場所が集客に大きな影響のあることは確か。また、東京での出店と地方都市の場合とでは、ビジネスの仕方に大きな違いのあることも間違いないです。
最近は、スマホなどのネットをサポート役としていかに上手く活用するかも、成功のための大事な要素になっています。米国アマゾンまでもが、実店舗を出店して新たなキッカケを掴もうとする時代。
出店を巡っては色んな流れが交錯しています。ただ、一つ言えることですが、ネットばかりに依存したビジネスはお客さんの気まぐれで簡単に倒産しますが、実店舗でのビジネスは簡単には潰れません。
【ひと言】
この3年、開業して上手くいっている人と厳しい人の違いを考えると、やはりきめ細かく丁寧に準備している人は上手くいってる。予定通りにいかないときには、次の対応策も考えている。わたしもひどい心配性だけど、負けずにあれこれ考えれる人はそこそこやっていけると思う。開業はたいへんな作業だけど、頑張れば頑張っただけ答えが返ってくるものです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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