これまで起業で成功している人を多数みていますが、共通点が幾つかあります。その一つは、頭の良さよりもマメな人が多いこと。そして、目標設定をしてビジネスを楽しむ気持ちをもっている人。
目標と言うと、ビジネスはよく山登りに例えられることがありますが、最初に目標をしっかり設定し、スケジュールを決め、万全の準備をした上で山に向かう点が似てます。
登山の場合、たとえ低い山であっても、怪我や遭難に遭うことがあるのでビジネス以上に真剣です。ビジネスの場合は、最初から大きな事業を目標にする必要はありません。
まず目標を決め、時間スケジュールと情報集収、それに自分なりのアイデアを考えて取り組みます。手近なところでは、まず机とその周りの整理を目標に設定して取り掛かることです。
机整理などに大げさなと思うかもしれませんが、普段必要性を認めていながら、いつまでも手を付けられない作業に取り掛かることは、目標設定には最適な仕事です。
狙いは、このような小さな目標を、自分の空いた時間にいくつも制覇することで、目標作りが億劫でなくなります。次第に大きな課題に取り組むための意欲も湧いてきます。
大事なポイントは、
1.他の人とは違った自分なりのアイデアやこだわりを、目標に盛り込むことが大事です。
2.目標を達成したときには、毎回検証を行なうこと。たとえ失敗しても、その理由を検証することで次回に生かせます。また、取り組みの過程での気付きを記録することも忘れずに。
全ては自分なりのスタイル作り、何度も何度も目標、検証を繰り返すことにより、起業という高い山に登ることにも気後れすることがなくなります。
【ひと言】
若い人と違って、50代60代になりますと目標を設定することが難しくなります。最近は、わたしの周りにも仕事を辞めリタイアを考える経営者が少なくありません。実際に既に辞めている人もいますが、今度は辞めてからの人生の過ごし方が難しくなります。高齢になって目標がなくなった人ほど、毎日を過ごすことに苦労している人はいません。歳をとっても、目標を考えることは大事です。
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