起業で事業を軌道に乗せるということは、開業した事業がお客さんに受け入れらると同時に、日々の目まぐるしい業務でしっかり成果を上げ続ける必要があります。
誰もが、そう簡単にこなせることではありません。ただ、起業で成功している人の多くは、この開業後の業務を「追いかけている人」です。反対に、仕事に「追いかけられている人」は苦戦しています。
この傾向は起業だけに限らず、会社勤めをしている人がサラリーマン生活で、成功と失敗とを分ける分岐点にもなります。将来、起業を考える人は、今すぐにでも仕事の仕方を考えることです。
〇 仕事が速い人になる
日ごろから仕事にスピードを意識するだけでも、けっこう速く仕事はできます。そのうえ、常に速く終え
るための方法を考え続けること。考えるときなど、リズムをとり続けることは有効です。一般には貧乏ゆ
すりともいいますが。
〇 コツを身に着ける
速く仕事をするためには、その背後に個々の仕事のコツがあります。コツを見つける習慣は、他の仕
事にも共通することですが大事です。
〇 重要度と緊急度を見分ける
必要だからといって、何にでも手をだしていては仕事は終わりません。事前に仕事の重要度と緊急度
とを考え、重要でないことには手を出さない勇気が必要です。
最後に、事業に取り組むときには、自分なりに完成したイメージをあらかじめ考えることです。業務に取り組みながら完成形を目指す方法は、起業の方法としては最悪です。
最初にイメージした完成形を目標に、ゼロから進んでいく方法がスピードも速く、事業の完成度も高いものになります。最初から完成形は難しいと考える人が多いですが、準備段階でよく練ることと、途中での変更もあります。
【ひと言】
起業準備に着手する前は、事業を起こすということは大変なことと考えがちです。ただ、自分で一から立ち上げていきますと、その過程で相当なビジネススキルが身に付きます。一番下のレベルで見ている事業の視野と、レベルの上がった視点で見ている事業では、景色がまったく違って見えます。これは、趣味やスポーツでも、経験することのできる光景です。