大日本プロレスの人気レスラー、アブドーラ小林さんは、スキンヘッドの強面レスラーの顔と同時に、有限会社 レスラーズ運輸代表の顔も持っている。
レスラーズ運輸は、プロレスラーが創業した引越しを主にした運輸会社だ。
レスラーの日常は毎日のトレニングほか、月に5~8日程度の試合を全国各地で繰り広げるが、そのほかはオフの日が多い。
このオフの日の活用と、年齢的にも40代くらいまでが現役の限界で、それからの人生に対しては何の保障もなく、まったく目途が立たないのが現実を打破することを目的に、アブドーラ小林さんが、知人の協力を得て運輸会社を立ち上げた。
力自慢の現役のレスラーが、引越し荷物を運んでくれると云うことで人気を集めおり、月のうち10日間は引越し荷物でのトレイニングに費やすこともある。
レスラーだけでなく、現在のわが国には、将来がまったく見えない人がとても多い。自在派遣で働く人、コンピューター会社のSEで働く人、当然、アルバイトやパートの人も将来が見えないと嘆く。
国や人任せにしないで、自力で切り開くしかないのが世の中だ。アブドーラ小林さんの勇気ある判断は、リングの上でも、引越しの荷物運びでも、プラスの方向に向かっている。
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