4月14日の長期金利は、一時1.98%にまで上昇し2%が目前となった。わが国経済は、デフレ基調からインフレへと足場を変える転換点に立っている。
インフレ経済の詳細については、別のページに譲るとして、現在0.1%の公定歩合が他の先進国並みに3~4%まで短期間に上昇すると、起業を巡る環境も大きく変わることを認識する必要がある。
一番大きな問題は、現在の低金利に支えれて何とか事業を続けている企業が、軒並み淘汰される恐れがあること。97年からの金融危機においては、政府の財政出動によって資金貸付が行われ、何とか資金ショートさせずに済んだ企業が多かったが、これからの金利上昇局面においては、国の財政の方が資金ショートを起こす心配があって、財政による救済がまったく期待できない。
現在、経営環境の厳しい、将来性のない会社に勤めている人は、インフレ経済の到来を前に将来を真剣に考える必要がありそうだ。
また、これから起業を考える人にとって、淘汰された会社の行き場を失ったお客さんを取り込むことを念頭に置いた起業には、比較的楽に勝算が見えることを頭に入れておくことが大切だ。
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