シリコンバレー在住12年で独自の IT活動を行い、ミューズ・アソシエイツ・社長やはてなの取締役もしている梅田望夫氏が先週の週刊・東洋経済において、面白い発言をしている。
要約すると、「これまでネット社会で生き抜くためには、頭が良い人か、頭が悪い人かが軸になって決まってきた。しかし、ネットの進化によって情報が簡単に入手できるようになったため、頭の良い人の価値が相対的に下がり、今は、働き者か怠け者かが軸になっている」。
多分、これは米国の現状を端的に言い表していると思う。ITが企業社会に入り込んできて、米国人はすっかり働き者になってしまった。24時間戦闘状態と言う人も決して珍しくない。
一方日本人はと言うとその多くが、長い通勤時間、アフタータイムの飲酒、残業、有給休暇を消化しないといったサラリーマン生活がすっかり定着してしまい、通常の職場での勤務時間を休息時間としている人がとても多い。
会社の拘束時間は長いが、実態は怠け者の時間の使い方をしている。そのために遊び時間をほとんど作ることが出来ないため、ストレスの解消方法や集中力を高めるスタイルを身につけていない。
起業を目指す人にとって、怠け者は失敗の同義語である。会社勤めをしている時期から、先を見据えて時間の使い方を働き者へと転換することだ。
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