14日、日本銀行がゼロ金利の解除を決定した。これまで、この国の金融政策に関しては、ゼロ金利によってないに等しいかったが、やっと日銀の手に戻ることになる。
また、これまで国の金利は公定歩合という言葉を使ってきたが、今後は(金融機関に対する)補完貸付制度の基準利率という言葉に置き換えられる。これからは、基準利率が0.1%から0.4%に引き上げられた、と言うことになるようだ。
ゼロ金利解除が即刻起業家に与える影響はないが、長い目でみると色々環境の変化を含んでいるようだ。
まず、低金利を当て込んで行ってきたビジネスには、大きな影響が直ぐ出そうだ。最も影響を受けそうなのが不動産業。将来金利が上がるということで、これから当分は需要が大きく膨らむが、その後は不況期に入るのがこれまでのパターンだ。
また、デフレ経済を当て込んで成り立っている100円ショップ、何の特徴もないリサイクルショップ、低料金の飲食店などは、金利上昇の影響を最も受けやすい。
堀江貴文さんや村上世彰さんなど、ゼロ金利に尻を押されて表舞台にでてきた、M&Aを繰り返す人種も、金利の上昇により株価が下がるため、これからは表舞台に出てくることはなさそうだ。
起業を目指す人も、自分のかかわる業種や業態が、金利の上昇によってどのような影響を受けるのか、早いうちから考えて対策をうつことが大切に思う。今回のような大きな環境の変化によって、産業界の舞台から降りる人もいるが登る人もいる、入れ替えの季節なのだから。
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