フランチャイズチェーン(FC)というと、最近はコンビニエンスストアに代表されるように、初期投資額ばかりが高くて儲からないビジネスと見られがち。確かに、90年代後半にFCブームが起って全国の大量の加盟店が誕生した反動で、現在は過当競争でFC店は儲かりずらくなっている。
そんなこともあって、「今、FCで儲かってる商売ある?」と聞かれることが多いが、実際にFCで儲かっている商売は、新聞の販売店や薬局、自動車の販売会社など。
新聞販売店は扱う新聞社によって様相が変わるが、読売、朝日、日経、有力地方紙と云ったところは、黒字化率が80%近くになる。
ただ、読売新聞の販売店がFC募集誌のアントレに載るようなことはない。この商売は儲かることが暗黙で分かっているので、公募されることがほとんどない。廃業店舗や新規に出店される店舗は、既存の販売店オーナーが権利を買うカタチの私募取引で引き継がれるのが大半だ。
これは、新聞販売だけではなく、利益の上がっているFCにいえることで、本部が加盟店集めに広告をだすことはなく、ほとんどは既存の販売店がライバル店の少ない場所の権利を取得してしまって、新たにFCを始めようとする人に目に触れることはないのが現実。
このような場合、FC本部の人間と知り合うか、加盟店のオーナーを通じて情報をとるのが近道だ。FC起業を目指しているなら、不満を言うより独自の情報ルート探しをする方が先決だと思う。
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