近未来通信騒ぎも徐々に静まっているようで、昨日の当サイトへの訪問者は1018人、ページビューは3006だった。ただ、これでも普段の3倍近い数字なのでヤフーニュースの威力には驚かされる。「転ばぬ先の起業講座」の名称がPRできて、わたしとしては感謝感謝のこの4日間でした。
さて最近、わたしの起業相談に質問を寄せてくれる人のなかに、ほとんど起業をする気もないし、その準備もまったくしてないのに、「今度、起業をすることになりまして・・・」ではじまる同じような内容の質問が増えて気になってしょうがない。
要約すると、これまで勤めていた会社から、今年10月とか、来年1月から今している会社の仕事を、外注業者や下請け業者としてやるように言われたので、どのようにするとよいのか教えて欲しいという質問である。
これは、早い話が体のよい首切りである。そのことに気付いているのかいないのか、未だに会社への忠誠心を持っている人たちが、「自営でスタートするにあたって、どのくらい資金がかかるか」とか、「取引する製品の価格交渉をどのようにするとよいか」など、初歩的な質問をしてくることが多い。
わたしは、起業家の味方であり、同時に長いサラリーマン経験があるので、企業の論理によって陰湿なイジメに遭っているサラリーマンの方の力になれればとも思っている。
起業をする気もないのに起業して成功することは絶対にない。まったく考えていないのに、外注業者や下請け業者への転出を会社から言われたら、はっきりと拒否するべきである。人のよさそうな人がメールの向こう側で、不安そうに質問をしているイメージが浮かんで、わたしとしてもとても辛いものがある。
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